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アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

今週のお題「自慢の一着」~お下がり文化が生んだ悲劇~

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 今週のお題「自慢の一着」

 もともとオシャレにまったく興味のなかった

僕は、おっさんになってからというもの、益々

服を買わなくなってしまった。

 なのでお題を一文字変えて

 「自慢の一着」ならぬ「自慢は一着」ですね。

 俺は一着しか持っていないゼ的な・・・。

 まぁ洗濯したとき用のスペア服はありますが

基本同じ服ばかり毎日着ています。

 でも

 「あそこの旦那さん、今日も同じ格好ね」

とご近所さんの噂の種にされるのが嫌なのか、他

人の目を異常に気にする妻からは、ペラッペラの

ジャンパーを何枚か支給されています。

 袖を通せばすぐわかる…。シャカシャカ音がす

る安いヤツやん…。

 ところで、僕がそれほど服を必要としていない

のは、幼少期における家庭環境にありました。

 今回は子供時代の服にまつわる幼少期のお話。

・・・・・・・

 僕の生まれ育ったところは、東北のド田舎で、お

店といったらタバコ屋が一軒あるぐらいで、服屋な

んて見たことがなかった。

 服は、親戚や近所に住む年上のお兄ちゃん、お姉

ちゃんからお下がりをもらうのが当たり前だった。

 そのお下がりも元々お下がりだったものが多く、

2世代、3世代前の服だったので、アップリケがほど

こされたものが多かった。

 アップリケといっても、今のような可愛いもので

はなく、布切れをあてがったいかにも穴を埋めまし

た感がありすぎて嫌だった。 

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 今はオシャレでボロボロのジーンズをはいている

人がいるが、当時は穴のあいているズボンをはいて

いるだけで

「みだぐない!」(みっともない)と言われ

すぐに布切れを当てがわれた。

 写真のように似ている生地だったらマシだったが

余り物の布切れを使うもんだから、悪目立ちして逆

にみっともない感じだった。

 

 これを読んで幼少期の僕に同情する方も少なから

ずいると思う。でも下には下がいる。

 学校に行く通学班での出来事。

 通学班で一緒になった新一年生の男の子がなんと

赤いランドセルを背負って現れたのだ。

 当時もランドセルはあったが、黒か赤の二色のみ

であり、黒は男の子赤は女の子と相場が決まって

いた。

 しかし、この男の子には六つ離れた姉がいて、姉の

卒業と同時に小学校に入学したがために、お下がりと

して姉のランドセルを押し付けられたのだった。

 

 色あせた赤いランドセルを背負う坊主頭の後ろ姿に

は、何とも言えない哀愁が漂っていたな・・・。

 

 

 お下がり文化が根付いた、この地域のお下がりを着

せられた子供達は、みんな自分だけの「自慢の一着」

が欲しかっただろうなぁと思う。

 

 

 

 あれから長年の月日が流れて・・・

 

 

 

 今、僕が着ている服は数年前に買った安物だけど新

品の服だ。

 もちろん他人が袖を通したこともないだろうし、手

垢もついていない。

 

 

 まっさらな服に一番最初に袖を通せる

 

 

 今となってはそれは当たり前だけど・・・

 それだけで、僕はとても満足している。 

 

 

 

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

先週のお題「会いたい人」はコチラ↓ 

team-wolf.hatenablog.com