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アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

今週のお題「お父さん」~僕が父の日に言えなかった言葉~

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 

 突然ですが6月21日は父の日だそうです。

 知っていましたか?

 僕は毎週挑戦している、はてなブログ今週のお題

を見て恥ずかしながらようやく父の日が過ぎる前に気

が付きました。

 んで

 今週のお題「お父さん」についてのお話をば。

*********

 幼少の頃、母親から事あるごとに

 「お父さんには感謝しなさい」

 と言われていたが

 普段から食事や洗濯など、身の回りのことをお世話

してくれる母親には、母の日でなくても自然と感謝の

気持ちが言葉になって出てくるのに対して、父の日と

言ってもなぁ・・・。

 お父さんの何に感謝するの?

 僕の少年時代はまさにそんな感じだった。

 

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 朝も早くから仕事に行くため、大きな背中ごしにい

ってらっしゃいと声をかけるぐらいだった。

 長期出張(出稼ぎ)に行ってしばらく帰ってこないこと

も多々あった。

 僕は、父親と過ごす時間が圧倒的に少ないがために、

父親の存在を感じることができなかった。

 母親に

 「お父さんのおかげで私達は生活できるのよ」

 と言われてもピンとこなかった。

 お父さんは仕事以外何もしてくれないのに?と思って

いた。

 んが

 社会人となり、一人暮らしをしてようやく実感。

 家事もそれなりに大変だったが、それよりお金。

 家賃、車のローン、光熱水費・・・。

 これに食費とガソリン代・・・。

 仕事行ってメシ食って風呂入って寝るだけの生活。

 最低限の生活だけでこんなにお金がかかるのか・・・。

 加えて昔は職場のコミュニティが強く、何かにつけて

飲み会があり、常に金欠・・・。

 月半ばあたりで月末の給料日を指折り数える。

 

 自分自身を養うだけで精一杯。

 

 この時やっと母親の言葉の意味を理解した。

 当時は僕を含め3人兄弟で5人分の生活費を一人で

稼いでいた。途中から母親もパートを始めたがその稼

ぎは微々たるもの。

 家族を食わせていくために必死で働いていたんだな。

 

 親父・・・あんた凄ぇな!

 

 お金が全てではないと言いたいところだけど、すべ

てを自給自足できる訳もなく、お金がなければ生きて

いけないのが世の中な訳で・・・。

 

 「誰のおかげで生活できると思っているんだ!」

 

 なんて、恩着せがましいことを言われたこともなけ

れば、偉ぶる素振りも見せなかった。

 昔気質の性格で、男は背中で語るものと言わんばか

りに口数が少なく、何を考えているのかさっぱりわか

らなかったけど、父親としての責任を果たすために一

生懸命働いてくれたんだと思う。

*********

 自分一人養うのにヒイヒイ言っていた僕もいつの間

にか二人の息子を持つ父親になった。

 今の時代、友達に近い家族関係の家庭も多い中、近

寄りがたい存在だった僕の父親。

 僕はそれなりに子供達とコミュニケーションを取っ

ているが、父の日だからと言って感謝の言葉を求めた

りはしない。

 昔の僕がそうであったように、父親の偉大さは年を

取ってからわかるもの。

 

 父の日に久しぶりに実家を訪ねた。

 「親父、元気か?」

 小さくなった背中に声をかける。

 「なんだ…。お前か…。どうした?」

 「なにか欲しいものとかある?」

 「なんもないな…。なんだ?急に」

 「いや…。今日は父の日だから。頼み事もないのか?」

 と聞くとフッと笑って

 「俺より先に死ぬなよ・・・。それだけだ」

 なんと無欲な・・・。悟りでも開いたのか?

 いや、もともと無償の愛を持った無欲な男だったんだな。

 この年齢にもなると、素直に父親に向かって自分の感情

を言葉にして出すことはできなくなるものだ。

 素直に言えるとすれば

 棺に入った親父を見送る時だろうか・・・。

 

 まぁピンピンしているのでまだまだ先の話なんです

けどね!

 

 さっき言えなかった言葉・・・。

 

 親父・・・ありがとう。尊敬しているよ。

 

 

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございした。

 

 

 

 

 先週のお題「傘」はコチラ↓ 

team-wolf.hatenablog.com