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アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

無くそうとしているのに無くならないもの・・・

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 

 今回の記事の内容については、不快に思う方が少な

からずいらっしゃることが想定されることを予め前置

きさせていただきます。

 

**********

 ある高等学校のお話。

 このクラスにはスクールカーストがあった。

 スクールカーストとは、学校のクラス内で勉強以外

の能力や容姿などにより、各人が格付けされてグルー

プが出来上がった状態のこと。

 Jという男子生徒は、勉強はクラスで中の上だった

が、容姿はイマイチな男だった。

 スクールカーストは、一軍、二軍、三軍と階層が分

かれていて、Jは二軍に位置していた。

 

 一軍のヤツらは、三軍の人達を同じ人間として見て

いなかった。

 三軍の人達が抵抗しないことをいいことにやりたい

放題。

 

 差別、いじめ、搾取・・・。

 

 Jは、同情しながらも、自分もいつかは同じ目に遭

うかもしれない危機感を抱いていたので、一軍連中と

対等な立場に上がるために力をつけようと思った。

 努力のかいあって、ようやく二軍を脱却できそうな

位置までこれたが、そのことで逆に一軍連中に何かと

目を付けられるようになってしまった。

 

 Jは、一軍連中と仲良くなりたくて、理不尽な要求

にも何とか耐えてきたが、最初からJを三軍の人達と

同類だと思っていた一軍連中は、自分たちに絶対服従

することを条件に一軍に上がることを認めると言って

きた。

 これでは、実質三軍と同じ扱いであり、仲良くする

どころか、対等な立場ですらない。

 話し合いにもならず一方的に要求を押し付けるばか

り・・・。

 

 Jは悩んだ。

 そこまでして一軍になることに何の意味があるとい

うのか・・・。

 そして散々悩んだ末に結論を出す。

 

 もう、戦うしかない。

 はっきり言ってかなう相手ではない。

 勝ち目は無に等しい。

 しかし

 戦わずして負けたくはない。

 Jには意地と誇りがあった。

 このままヤツらの言いなりになって学校生活を送る

のは嫌だ。

 ちょうど一軍連中と仲の良くないDとIが仲間にな

ってくれるという。

 

 相手がこちらを見くびっていたこともあって、最初

は優位に進んでいた戦いだったが、そもそも最初から

勝てる相手ではなかったので、頼りない同盟を組んだ

DとIは負けを認めてしまった。

 

 Jは意地と誇りをかけ、覚悟を決めた戦いだったの

で、最後のひとりになっても戦った。

 

 結果は・・・無残にも完膚なきまでに叩き潰された。

 最後はJの家族・・・彼の幼い弟、妹をも毒牙にかけ

ることで、Jの心を折ったのだ。

 

 Jが負けて逆らう者がいなくなり、一軍の支配はこの

まま続くと思われたが、Jの戦う姿に奮起した三軍に位

置づけされていた人達がこぞって立ち上がり反乱を起こ

した結果、スクールカーストを撤廃し、対等な立場に立

って意見も言えるようになった。

 

 それでもこのクラスでは、いまだ争いは起こり、今も

どこかで続いているという。

 

 

 8月15日は終戦の日

 今年で戦後75年を迎えるそうだ。

 でも未だに戦争もいじめも無くならない。

 無くそうとしているのに無くせないままでいる。

 

 そして

 このクラスに新たな脅威が生まれようとし

ている。

 三軍に位置していると思われた彼だったが

ここ最近急激に力をつけてきた。

 カネと権力を手に入れると別人になってし

まう人がいるように、彼も変わってしまった。

 今までの一軍連中とは比較にならないぐら

いに話が通じない相手になってしまった。

 

 戦う前から白旗を上げれば図に乗って奴隷

扱いされ、かといって歯向かえば完膚なきま

でに叩き潰される。

 

 人類皆兄弟、クラスメイトは皆友達・・・。

 そんな時代はとっくに終わっているのだろう。

 

 平和ボケした僕たちは、ご先祖様時代のよう

な危機的局面に遭遇してしまったら一体どうし

たらいいのだろう・・・。

 

 考えると不安で夜しか寝られない・・・。

 

 こんな冗談を言えるのも平和な世の中であれば

こそ。

 

 今日は迎え盆。平和を噛みしめつつご先祖様を

お迎えしたい。