google-site-verification=ztMUUm_ZEfeSpRbdK_zpP-6ti6vMlMEvaHeQeLTmDTQ

アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

今週のお題「怖い話」~ムラ社会に潜むコロナ狩が起こした悲劇~

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 

 終息しかけたと思われた新型コロナウイルスが、こ

こにきて再び息を吹き返しています。

 これまでの感染者数は、日本国内では56,000人以上

そして世界では2,150万人以上と凄まじい感染力に只々

驚くばかり・・・。

 

 この事実から見ると、どんなに感染防止対策をしても

完璧に防げるウイルスではないと僕は思っています。

 関東、関西、近畿など、連日多数の感染者が出ている

地域にお住いの方々は、身近に潜むコロナウイルスに対

し、戦々恐々としていると思います。

 一方で、感染者が連日数えるほどしか確認されていな

い地方に住んでいる人は、感染リスクが少なくて羨まし

いなぁと思ってはいないでしょうか。

 

 

 否!!

 

 

 感染者が滅多に出ない地方では

 新型コロナウイルスに感染=死

 を意味します。

 それを今週のお題「怖い話」としてお話したいと

思います。

 

***************

 

 僕の住んでいる地域は、新型コロナウイルス累計

感染者数が100人にも満たないし、今のところ集団

感染も発生していない。

 しかし、県内で感染者が出たとニュースで報道さ

れるやいなや、近所ではその話でもちきりになり、

自分の住んでいる所から30km以上も離れたS市での

ことなのに、なぜか僕の近所でもあっという間に噂

話が広がっていく。

 S市のどこに住んでいるのか、家族構成は何人?

勤務先はどこ?親戚はこの近所にいるの?

 日を追うごとに自分とまったく関係がない人の個

人情報のみならず、その人の家族構成、親戚情報ま

でも明らかにされてしまい、嘘か真実かあやふやな

新しい情報を、こちらが聞いてもいないのに勝手に

人の耳に入れてくる。

f:id:team-wolf:20200819161625j:plain

 

 新型コロナウイルスに感染してしまったというだ

けで丸裸にされる・・・。

 

 あげく、自宅や勤務先への嫌がらせが始まり、そ

の家族は地元のS市から出て行ってしまった。

 

 しばらく経ったある日。

 僕が大嫌いな職場の上司Kが話しかけてきた。

 S市のコロナ家族のこと知っているか?(失礼なこ

とを平気で言うヤツ)

 地元で嫌がらせにあって引っ越したと聞きましたが。

 そんな昔の話じゃねーよ。最近どうなったかだよ。

 わかりません。地元に戻ってきたんですか?

 戻ってこれる訳ねーだろ。自殺したんだよ。

 えっ?その話本当ですか?

 俺が嘘つく訳ねーだろ。

 Y市に夜逃げしたみたいだけどそこの住所も特定され

たらしいぞ。

 また嫌がらせされたんだろうな。

 ま、どうせ引っ越すんだったら県外まで行けっつー話

だよ。

 ・・・・。(本当コイツ胸糞悪いな)

 

 都会では感染者に対する周囲の態度はどうなのかわか

らないけれど、地方では感染した人が100%悪いと決めつ

けられて、自分達が感染させられる前に排除しようと躍

起になっている。

 

 地方で怖いのは、新型コロナウイルスに感染すること

ではなく、新型コロナウイルスに感染してしまったとい

うことを周囲に知られてしまうことが何よりも怖い。

 

 8月18日現在、日本国内においての新型コロナウイルス

累計感染者数56,857人のうち、亡くなった人は1,118人だ

という。

 しかし、インフルエンザによる死亡率は、この3倍以上

はあるそうだ。

 

 インフルエンザよりも死亡率が低い新型コロナウイルス

に感染しただけで、なぜ自らの命を絶たねばならないほど

に追い詰められなければならなかったのか。

 

 コロナに感染したんだから仕方ないよな。

 

 クサレ上司はこの言葉で会話を締めくくった。

 その言葉、自分が感染した時も吐けるんだったら吐いて

みろ。

 

 どこまでも執拗に追いかけてくる目と耳。

 そして閉ざすことのない口。

 

 悪意に満ちたSNSに匹敵する恐怖が、田舎と呼ばれる

この地方にも潜んでいる。