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アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

今週のお題「告白します」~器の小さな男~

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 

 今週のお題「告白します」

 

 僕はお寿司が大好きだ。

 定番のマグロ、サーモンをはじめ、赤貝やホタ

テなどの貝類、光モノやお酢の利いたしめ鯖も好

きだし、炙り寿司や煮アナゴ、変わりダネを乗せ

軍艦巻きも大好きだ。

 

 でも・・・。

 

 トロだけは嫌いだ。

 

 そもそも繊細さがないんだよね。

 脂が乗っていればなんでも美味いと思っていた

ら大間違いだし。

 本マグロの大トロってだけで有難がっているだ

けでしょ。

 特に大トロを何皿も頼んでいるヤツ。

 100円皿を積み上げる庶民を横目に大トロだ

け食ってる俺ってSUGEEEE!を見せつけた

いだけだろ。

 家族でお寿司を食べに行くと、僕は必ずトロと

トロを美味しそうに食べる人を拒否ってきた。

 

 でも・・・ホントは・・・。

 

 ・・・・ごめん。

 

 告白します。

 

 好き・・・。

 

 

 トロが大好きだぁぁ!

 

 

 若かりし頃、金色のお皿に乗ってレーンという

大海原を悠々と泳ぎ回る姿に憧れたが、手に取る

勇気とそれだけの収入がなかった。

 金皿1枚で他の寿司が5皿は余裕で食えると思

うと、質より量を取らざるを得なかった。

 

 自分の将来を悲観していた僕は、思う存分トロ

を食べて支払いにブラックカードを財布からスッ

と取り出すようなBIGな漢に俺はなる!という

考えには至らず、眩しい朝日に顔をしかめ、心の

カーテンをそっ閉じするようなヤツだった。

 先輩に1回だけご馳走になったトロが美味すぎ

たし眩しすぎた・・・一夜限りのワンナイトラブ。

 

 あれから20年。

 ようやく家族4人で何の遠慮もなく、回転ずし

で好きなだけ食べても懐に響かないぐらいの収入

となった今、僕はトロだろうが大トロだろうが躊

躇することなく食べることができる。

 

 でも

 

 僕には、トロにまったく魅力を感じない人間とい

う姿勢を一貫して貫いてきたチンケなプライドがあ

った。

 

 さらに

 

 食べないだけならまだしも、トロに関わるすべて

の人も否定してきた。

 大間のマグロ漁師は情熱だの意地だの言ってるけ

ど結局お金でしょ。

 寿司屋もトロはあえてボッタクリのふっかけた値

段つけるもんだと思ってるでしょ。

 それを食ってる客も見栄をはりたいだけでしょ。

 トロは食べず、食べる人に噛みつくだけ。

 

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 こんなこと言っておいて、いまさら言えない。

 

 実は好きでした・・・なんて。

 

 今まで食べるチャンスは幾度もあったが、僕は

頑なに拒んできた。

 ちなみに子供達はトロや中トロが大好きで、僕

の目の前で遠慮なくガツガツ食べる。

 

 うんまぃ~

 口の中でとろける~

 これ、歯が無くても食べれるヤツだ~

 

 そうか・・・歯が無くても食べれるのか。

 お父さんが食べているタコは、歯があっても噛

み切れないよ・・・。

 

 よし、お父さんもトロを食べようかな。

 レーンをちょうど回ってきたところに手を伸ば

す。

 

 「お父さん、それ好きだよね」

 

 「まぁな」

 

 そう言って

 僕はネギトロを頬張った。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

先週のお題「チョコレート」はコチラ↓ 

team-wolf.hatenablog.com