今週のお題「鬼」~笑うしかないけど現実は笑えない~
どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/
今週のお題「鬼」
僕が子供の頃は、身近なところに鬼がいた。
怖い先生を鬼教師と呼び、雷太鼓を持っている
鬼を連想させる雷親父もいた。
友達の父が雷親父で、悪さをすると他人の子共
である僕も容赦なくゲンコツを喰らった。
小学校の文化祭では、鬼退治で有名な桃太郎が
低学年の定番演劇として定着していたし、神社や
公園に子供たちが集まると決まって鬼ごっこが始
まり、鬼ごっこから派生した氷鬼や高鬼、大人数
だと手つなぎ鬼なんかもよくやった。
そして鬼の噂もよく聞かされた。
自転車も乗れるようになって行動範囲が広くな
る子供たちに、大人たちは必ず同じことを言って
注意してくるのだった。
鬼が出るからあそこには近づくな。
大きなため池、林道を抜けた先にある獣道、ご
みの埋め立て場。
鬼に見つかったら絶対に逃げられない。
捕まったら最後、連れて行かれて鬼にされてし
まうらしい。
どんな鬼なの?と聞いても
人によって違う鬼の姿は実に多種多様。
ツノが二本だったり三本だったり、一つ目もい
れば三つ目もいる。
黒や黄、緑色のものもいるし大きさも様々。
↓一般的な鬼のイメージはこんな感じだろうか。
ただ、大人たち全員に共通しているのは、噂で
聞いただけで、実際には誰も遭遇したことがない
ってこと。
挙句の果てに子供だけのときに限って出てくる
とか夕方6時を過ぎると鬼が起きてくるだとか、割
と無茶なことを言っていた気がする。
それでも、怖い大人を鬼呼ばわりすることもあっ
て、子供にとって元祖鬼は怖い存在だった。
要は、危険なところに子供だけで近づかないよ
うに大人が都合よく鬼の存在を語っていただけな
んだろうけども。
しかし、鬼と言う存在が子供に絶大な影響を与
えるという点では今も昔も変わりないようで・・・。
子供たちに大人気の漫画、鬼滅の刃。
鬼滅の刃のタイトル通り、敵として鬼が登場す
る。
しかし、この鬼たちも元をたどれば人間だった
のだが、ある出来事がきっかけで鬼になってしま
った悲しい過去がある。
人が鬼に変わってしまう・・・漫画の話とはい
え、何とも恐ろしい。
そんな恐ろしい話が現実社会でも起こってしま
った。
普通の人間が鬼になってしまうきっかけとは…。
そう、新型コロナウイルス感染である。
新型コロナウイルス感染の疑いがある患者を緊急
搬送したところ、病院側から受入を拒否されたケー
スが相次いでいるそうだ。
鬼はそと~ 鬼はそと~
事情はあるにせよ、どの病院でも鬼を追い払うの
に必死なご様子。
鬼殺隊まがいの自粛警察が目を光らせ、排除する
ことに躍起になっている。
悪行を行った訳でもない鬼を、ただ鬼だからと問
答無用に退治した桃太郎同様に、何の疑問も持たず
に我も我も鬼退治だと右ならえの行動を取りながら
自らに言い聞かせる。
彼らは厄介な物、邪魔な物と同じ存在であり、ま
さに排除すべき鬼物(お荷物)なんだと。
そんな中でも東京オリンピックを予定通り開催す
べく、準備を進めているという話が聞こえてきた。
もう鬼じゃなくても笑うしかない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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