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アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

ドラマ俺の家の話は、40代おっさんの心にぶっ刺さった。

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 

 久しぶりの更新となりましたが・・・。

 

 

 3月26日金曜日。

 長瀬智也さん主演のドラマ、俺の家の話が最終

話を迎えた。

 ざっくりあらすじを言うと、25年ぶりに実家に

戻ってきた長男の寿一(長瀬智也)が家業である能楽

師の跡取りを目指しながら、要介護2判定の父親

である寿三郎(西田敏行)の介護もしながら、その

最期を看取るまでの話。

 

 

 ・・・だと思っていた。

 

 

 まさか、3回も危篤状態を経験し、先は長くな

いと思っていた寿三郎よりも先に寿一が亡くなっ

てしまうなんて・・・泣。

 

 

 寿一が亡くなる前に稽古していた演目、墨田川。

 

 この墨田川という演目は、人買いにさらわれた

自分の子供を探して旅する母親が、旅先でその子

供がすでに亡くなっていることを知る。

 そして亡くなった場所で、供養のため念仏を唱

えていると、亡霊となった子供が現れて感動の再

会を果たすが、近寄って抱きしめようとすると母

親をすり抜け、成仏して消えるというお話。

 

 これを本来であれば寿一とその息子秀夫(羽村

成)が演じるはずだったのに、寿一の弟だと後に判

明する寿限無(桐谷健太)が代わりに舞台に立ってい

た。

 

 寿一は舞台に立ちたくても立てなかった。

 演目墨田川の本番前に出場した、自らのプロレ

スの引退試合で受けたダメージが原因で、あっさ

りと死んでしまったのだった。

 

 寿一の死を受け入れられない寿三郎。

 隅田川の演目中、歌い手として舞台に上がって

いた寿三郎の元に亡霊となった寿一が姿を現す。

 

 寿一には、未練とも言うべき心残りがあった。

 25年前、決して能では褒めない父寿三郎から褒

めてもらいたくて、寿一も寿三郎も好きだったプ

ロレスのチャンピオンを目指し、家を出た。

 

 寿三郎が二度目の危篤状態を迎えた時、25年ぶ

りに実家に戻り後を継ぐと決めたのだ。

 

 慣れない中で入浴介助などの介護を行いながら

、寿三郎のエンディングノートに書かれてあるこ

とをすべて成し遂げるための手伝いをする。

 それでも寿三郎は最後まで褒めてくれなかった。

 そればかりか、孫の秀夫ばかり褒められて自分

にはダメ出しばかり・・・。

 亡霊となって現れた寿一に涙目で言った言葉。

 

 「褒めたら終わると思っていた」

 

 これは人によって解釈が異なると思うが、褒め

てしまったら子供の成長が止まってしまうからで

はないかと僕は思った。

 今でこそ褒めて伸ばすは子育ての常識として当

たり前のことなんだけど、寿一と同世代の僕らの

親世代の教育として、子供は褒めたらつけ上がる

、調子に乗るからと厳しさばかりで滅多なことで

は褒めない親が多かったと思う。

 褒めないだけならまだしも、愚息だのバカ息子

だの、とにかく否定されていた。

 さらに、「ダメなものはダメ!」とよく怒られ

なぜダメなんだと理由を聞くと「そういうもんだ

から!」の一言で済まされた。

 だから寿三郎も褒めることへのハードルがどん

どん上がってしまい、褒めるタイミングを逃した

まま、ここまで来てしまったのではないだろうか。

 

 人間国宝と呼ばれた寿三郎から

 

 「人間国宝にはなれなかったが、お前は家の宝

だ!家宝だよ」

 

 と言われた時は、寿一はとても嬉しかったに違

いない。

 本当は死んでからでは遅いんだけどね・・・。

 

 

 それにしても

 遺影を撮るための家族旅行も葬儀屋との打ち合

わせも、寿三郎に向けたビデオメッセージも、ま

さか全て寿一本人のための準備だったとは・・・。

 

 

 親の介護や看取り、離婚、子供の障害に相続問

題と、どれひとつ取っても重いテーマをたったひ

とつのドラマにギュッと詰め込んでいるのに、毎

回笑って泣いて楽しく見れて、最終話ですべての

話がつながっていく。

 改めて宮藤官九郎という脚本家の凄さと長瀬智

也さんを始めとした俳優陣の素晴らしさを感じら

れたドラマだったと思う。

 

 長瀬さんは、このドラマを最後に俳優を引退さ

れるそうで残念でならない。

 

 

 奇しくも春は別れと出会いの季節でもある。

 私事ではあるが、このたびの人事により、4月

から6年ぶりの現場に配属されることになった。

 

 

 就任あいさつはどうしようかな?

 やっぱり最初のあいさつは

 

 

 「お久しブリザ~ド!」

 

 

 

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 で決めるべきだろうか。

 

 だが、このドラマを見ていない人には伝わらな

いだろうな。

 でも、このドラマを最後まで見た人だったら絶

対やりたくなる気持ちが湧いてくるはずだ。

 

 

 なぜだと思う?

 

 

 

 そういうもんだからだよ。

 

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 良かったら違うドラマの感想もどうぞ。 

team-wolf.hatenablog.com