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アラフォー腰痛ランナーの走りっこら挑戦記

腰痛を抱えながら5キロ15分台、10キロ32分台を目指すランナーの挑戦日記

今週のお題「花粉」~【花粉VS腰痛】どっちが辛い?~

 どうも、こんにちは。あぶらっこです(^▽^)/

 

 

 今週のお題「花粉」

 

 「辛い!辛すぎる~!」

 

 今日も朝から上司の花粉症はツライよアピール

がウザい。

 聞けば、鼻水が滝のように流れてくるのに、鼻

づまりがひどいらしい。

 

 

 「あ゛~!う゛~!」

 

 という鼻づまりによる耳障りなうめき声と

 

 

 「ヘェックション!」

 

 という所かまわず連発するくしゃみを聞かされ

るたびに、思わず舌打ちが出そうになる。

 

 ここまでの文章で皆さんお気づきだと思うが、

僕は彼のことが大嫌いだ。

 

 というのも彼は、僕が腰痛で苦しんでいる姿を

見て「鍛え方が足りない」だの、「再発を繰り返

すのは愚の骨頂」だの僕に散々罵声を浴びせてき

たからだ。

 

 腰痛が辛くて仕事を休んだ時も

 「は?腰痛ごときで休むんか?」

 とほざくこの男はもちろん腰痛の辛さを知らな

い。

 

 

 「有給休暇に理由なんざ必要ないんじゃゴルァ!」

 言いたかった言葉をグッと飲み込み

 「申し訳ありません、恥を忍んで1日だけ休ま

せてください」

 苦痛と屈辱に悶えたあの日から2か月・・・か

つて屈辱を与えたこの男が、今僕の目の前で鼻水

と目のかゆみに悶えている。

 

 

 他人の不幸は蜜の味。

 まして常日頃から苦々しく思っている相手な

ら尚更だ。

 マスクで隠れている口元がゆるむ。

 

 「ざまぁぁ!」←心の声

 

 そして翌日、上司は花粉症を理由に休暇を取っ

た。

 黄色い粉ごときに屈しやがって。

 鍛え方が足りないんだよ。

 杉林で鍛えてこいや。

 腰痛に散々苦しめられているけれど、僕は花粉

症で苦しんだ記憶がない。

 良かった、天は二物を与えずというやつか。

 使い方これで合ってる?

 

 

 それにしても

 花粉症に悩む日本国民のなんと多いことか。

 今週のお題「花粉」で花粉症の辛さを訴える記

事が多いことでも、そのことがうかがい知れる。

 

 

 復帰した上司が休憩中に呟く。

 

 「花粉症知らずと世間知らずは幸せだよな」

 

 この男いわく

 花粉症は重症化した場合に鼻と目・・・いわゆ

る嗅覚と視覚が機能しなくなるだけでなく、頭痛

や微熱、倦怠感を伴い、意識がもうろうとして時

に記憶が飛ぶ症状もあるという。

 ホントかよ?

 アンタ、それは黄色い粉に白い粉が混入してい

るんじゃないのか?と疑いたくなるが、周りでも

ウンウンと同意する人もいたので、あながちウソ

ではないようだ。

 

 

 しかし、辛さでは腰痛も引けを取らない。

 立てない、座れない、動けない。

 着替えできない、靴下履けない、くしゃみがで

きない。

 常に足まで痛みと痺れに侵されているので、ト

イレでも踏ん張れない。

 腰が痛いと書いて腰痛だが、腰が痛いだけでは

済まされないのだ。

 そして花粉症と違い季節を問わず突然訪れる恐

怖。

 

 

 「腰痛とおさらばできるんだったら僕は花粉症

を選びますけどね」

 

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 僕のボソッと放った言葉に上司が噛みつく。

 「おまえは花粉症の本当の辛さがわかっていない」

 「腰痛も我慢できないくせに花粉症をなめるなよ」

 周囲がウンウンと同意する。

 マジか・・・。世間的には花粉症の方が辛いのか?

 

 ちょうどそこに休憩しにきたNさん。

 Nさんは、定年退職間際のヒラ社員で、これま

で様々な病気にかかり、何度も入退院を繰り返し

ながらも職場復帰を果たしてきたツワモノだ。

 

 上司がNさんを呼び止めた。

 「Nさん、花粉症と腰痛になった経験ある?」

 「どっちもあるよ」

 「両方経験してどっちが辛かった?」

 

 さてさて、病気の綜合総社との呼び声高いNさ

んは、どちらに軍配を上げるのか。

 

 

 

 「そりゃぁ腰痛だな」

 

 

 さすがNさん!わかってるな!

 病気を知り尽くした人の言葉は重みが違う。

 腰痛様の辛さは花粉症ごときとは比べものにな

らないのだ。

 

 

 「でも」

 その後Nさんは続けざまに言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「痛風の足元にも及ばんけどな」

 

 

 Nさんにとっては腰痛もごときなのね・・・。

 

 

 そして

 その場にいた誰しもが思った。

 

 痛風にだけはなるまい・・・と。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

先週のお題「雛祭り」はコチラ↓ 

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