仙腸関節性腰痛の治療

　3月25日。

　今日は、ＪＣＨＯ仙台病院に来ている。

　僕が長年患っている腰痛を治すためだ。

　腰痛体操、ストレッチポール、筋トレ、ヨガ・・・

　試せるものは何でも試した。

　電気治療、ハリ治療、整体・・・つぎ込んだ金額は

如何ほどだろうか・・・。

　イスも変えた、布団も変えた、枕も変えた。

　ついでに妻も変えた・・・。

　・・・と思ったら夢だった。

　枕を変えたせいだな。いい夢だっ…ゲフンゲフン

　…悪夢だったな。

・・・・・・・

　レントゲン、ＭＲＩでも異常なし、でも間違いなく腰

が痛い。しかも痛みは、お尻、太ももの裏と広範囲に広

がっている。

　ネットで情報収集していた時、仙腸関節性腰痛の症状

が、僕の抱えている症状と似ていることを発見した。

　これだ！！

　と思いさっそくＪＣＨＯ仙台病院に予約の電話。

　んが、

　「初診の患者様は受診できません」

　なぜに？

　あまりにも混み合うので一見さんお断りだそうだ。

　現在治療している先生の紹介状が必要との話を聞き

治療？というか安静にしていろとしか言わない病院へ

行き、紹介状を書いてくれと頼む。

　あなたじゃダメだから僕が指定する医者を紹介してくれ。

　なんとも無礼な話だが、そんなことを気にかける余裕は

僕には無かった。

　紹介状を書いてもらってから程なくして仙台病院から

電話が入った。

　「3か月待ち！？」

　多少の時間は覚悟したが、3か月かぁ…。

　というのが過去の経緯である。

　余談だが、「仙台病院　場所」で検索すると仙台駅か

ら徒歩7分のＪＲ仙台病院が出てくるので注意が必要で

ある。

　危うく電車で行くところだった。

　あぶない、あぶない・・・(;^_^A

　こちらがＪＣＨＯ仙台病院。

　歴史を感じさせる雰囲気がある(古いとは言っていない)

　ＪＣＨＯ仙台病院には、整形外科の他に、腰痛・仙腸

関節センターという腰痛に特化した外来があり、受付を

すませて2時間後にようやく呼ばれた。

　担当していただいたのは、仙腸関節障害治療の第一人者

である、村上栄一医師。

　腰の痛いところを指一本で示すよう言われ、示したとこ

ろに仙腸関節ブロック注射を打つ。

　針を刺す痛みは少ない。

　体の中に何か入ってくる感覚があり、しばらくすると

その周辺部位の感覚が鈍くなるのがわかった。

　10分ほど待合室で待つ・・・。

　残念ながら腰の痛みは消えなかった・・・。

　痛みが緩和しないことを伝えると、痛みの場所が変わ

っているはずだから、今痛い場所を示せと言われ、さら

にもう一本注射を打つことに。

　2回目はググッと奥に入ってくる感覚とお尻、太ももの

裏も感覚が鈍くなり、明らかに痛みも緩和されてきた。

　舌の先まで痺れてきたのは少し不安だったが、効果は感

じられた。

　でもまだ違和感は残る・・・。

　診察後、ＡＫＡという仙腸関節の動きを滑らかにするリ

ハビリを進められた。

　関東から有名な整体師が水曜、木曜限定で来ているらし

い。ちょうど15時に空きがあるようで、昼食を済ませ待合

室でウトウト…。

　15時過ぎに名前を呼ばれ、リハビリ室に案内される。

　そこには、ごま塩短髪頭が特徴的な初老の整体師？がいた。

　診察台に乗せられ、うつ伏せ、仰向け、横向けに体位

を変えながら、腰のあたりをとにかくさする。

　腰の違和感は相変わらず・・・。

　一通りさすったあと、

　「どう？良くなってきたでしょ？」

　「いや…あんまり変わらないかも…」

　で、またさする・・・の繰り返し。

　「どう？今度は良くなってきたでしょ？」

　「さっきと変わりませんけど」　

　「・・・・少しは良くなってきたでしょ？」

　「ほんの少しも変わらないの？」

　「ちょっとは良くなったよねぇ？」

　「・・・まぁ…少しは良くなった…のかな？」

　あまりのしつこさに根負けしてしまった。

　この人に押し売りされたら買ってしまうな(´;ω;｀)

　しばらく経ってから効果が出てくる人もいるとのこと

で、長い目で見るよう言われ、とりあえず月1回の頻度

で通うよう指示があった。

　長年に渡って苦しめられた腰痛がすぐ治るとも思って

いないので、時間をかけて治療していくしかないんだろ

うなぁ・・・。

　この記事を書いている4月8日現在、新型コロナウイルス

感染拡大を防止すべく、不要不急の外出は控えることにし

たので、新型コロナが収束してから腰の治療を再開するこ

とにします。